家庭用Wi-Fiが乗っ取られる?被害30億円から学ぶ3つの対策と守り方

家庭用Wi-Fiが乗っ取られる?被害30億円から学ぶ3つの対策と守り方 おすすめ
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「自宅のルーターが、いつの間にか犯罪に加担していた」。そう聞くと、他人事とは思えなくなる方も多いのではないでしょうか。実は、スマートスピーカーやネットワークカメラなど、身近な機器が知らないうちに悪用されるケースも増えています。

2026年7月21日、警察庁と総務省は、家庭用IoT機器を悪用した「レジデンシャルプロキシ」というサイバー攻撃の実態を公表しました。令和6年には、この手口を経由したインターネットバンキングの不正送金被害額が、少なくとも約30億円にのぼったといいます。

本記事では、何が起きているのか、暮らしにどんな影響があるのか、そして今日から始められる具体的な対策までをやさしく整理してお伝えします。気になった方は、この記事を読み終えたらすぐにご自宅のルーターの設定画面を開いてみてください。

レジデンシャルプロキシとは?警察庁発表を5W1Hで整理

2026年7月21日、警察庁と総務省は、家庭用IoT機器を悪用したサイバー攻撃の実態を公表しました。発表の主体は警察庁サイバー警察局と総務省で、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と連携して検討を重ねてきたそうです。公表された資料のタイトルは「家庭用IoT機器を悪用するレジデンシャルプロキシの現状」で、悪用の仕組みや被害の実態、利用者向けの対策がまとめられています。

レジデンシャルプロキシとは、家庭用のWi-Fiルーターやスマート家電を踏み台として悪用し、攻撃者が自分の所在や身元を一般家庭の通信に偽装する手口を指します。攻撃者は、この仕組みを使うことで捜査の目をかいくぐりながら、不正アクセスや不正送金といった犯罪を実行しているとされています。

補足:レジデンシャルプロキシという言葉になじみがない方も多いはずです。簡単に言えば、あなたの自宅のルーターが、犯罪者にとっての「隠れみの」として悪用されている状態を指します。

なぜ暮らしに関わるのか|不正送金30億円の裏側

最も気になるのは、私たちの家計への影響ではないでしょうか。警察庁の発表によると、令和6年(2024年)には、インターネットバンキングに関わる不正送金事犯の被害額のうち、少なくとも約30億円がレジデンシャルプロキシを経由した攻撃によって生じたことが判明しています。犯罪者は、家庭のルーターを乗っ取ることで発信元を隠し、金融機関の不正アクセス検知をすり抜けようとしているのです。

厄介なのは、機器の持ち主自身が被害に気づきにくい点です。自分のルーターが悪用されていても、通信速度がわずかに遅くなる程度で、明確な異常を感じない場合が多いといわれています。知らないうちに、自分の家庭のネットワークが犯罪の片棒を担がされているとしたら、穏やかではいられませんよね。

特に注意したいのは、初期設定のままのパスワードを使い続けているルーターやスマート家電です。攻撃者はこうした機器を優先的に狙う傾向があるとされています。

今すぐできる家庭内の3つの対策

では、家庭でできる対策には何があるのでしょうか。警察庁と総務省の資料を参考に、今日から始められる3つのポイントを整理しました。

  • ①ルーターやスマート家電のパスワードを初期設定から変更する:購入時のままの共通パスワードは、攻撃者にとって最も突破しやすい入口です。機器ごとに異なる複雑なパスワードに変更しましょう。
  • ②ファームウェアを最新の状態に保つ:メーカーが公開する更新プログラムには、発見された脆弱性への対策が含まれています。自動更新設定を有効にしておくと安心です。
  • ③使っていない機器の電源を切る、または処分する:使用していないIoT機器も、ネットワークにつながったままだと悪用の対象になり得ます。不要な機器は電源を落とすか、適切に処分しましょう。

3つの対策はどれも、特別な知識がなくても今日から始められるものばかりです。まずはご自宅のルーターの管理画面を開くところから始めてみてください。

本日中に、まずはパスワードの見直しから着手してみることをおすすめします。

今後の予定・見通し|対策アライアンス設立と広報強化

警察庁と総務省は、社会全体でレジデンシャルプロキシ対策を進めるため、業界団体や電気通信事業者、セキュリティ事業者など、多岐にわたる関係者が連携する「レジデンシャルプロキシ対策アライアンス」を設立すると発表しました。今後は、周知広報の方策や、関係者が連携した対処方針、必要な環境整備について協議が進められる見通しです。

個人でできる対策には限界がある部分もありますが、官民が連携した取り組みが進むことで、被害の発生自体を減らす効果も期待されます。詳細は警察庁の発表資料でも確認できますので、気になる方は目を通してみてください。

まとめ

今回、警察庁と総務省が公表した「レジデンシャルプロキシ」の実態は、私たちの身近なルーターやスマート家電が、知らないうちに犯罪の踏み台にされているという、少し怖い現実を教えてくれました。令和6年だけでも約30億円の不正送金被害がこの手口を経由していたという数字は、決して他人事とは言えません。

とはいえ、対策自体は難しいものではなく、パスワードの変更やファームウェアの更新、不要な機器の整理といった、今日からすぐに始められることばかりです。まずはご自宅の機器を一つずつ見直してみることから始めてみませんか。官民一体となった対策アライアンスの動きにも注目しながら、家族の暮らしと大切な資産を、自分の手で守っていきましょう。

本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しており、投資・法律等の個別アドバイスを目的としたものではありません。最新情報や個別の被害状況については、警察庁・総務省など公的機関や専門家にご相談ください。また、この記事はAIを補助的に利用して作成しています。

プロフィール
おだログ

日本海側にある市役所で財政、法務、企画、産業政策、農業政策、CISO、副市長を担当
早期退職後、独立開業、法人を設立。
3か月で日商簿記3級、ITパスポート、フィナンシャルプランナー3級を取得
実体験をもとに、生活、ビジネスに役立つ情報をお届けします

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