本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
保有している投資信託の基準価額が、指数によってちぐはぐに動いていて戸惑った方もいるかもしれません。2026年9月22日の米国株式市場は、ナスダック総合指数が取引時間中に最高値を更新した一方で、NYダウ工業株30種平均は続落するという「ねじれ」の展開になりました。S&P500種指数はほぼ横ばいで取引を終え、株高なのか株安なのか、ニュースの見出しだけでは判断しづらかった方も多いはずです。値動きの中身を把握しないまま積み立てを続けるのは、どこか落ち着かないものです。この記事では、米国時間9月22日に何が起きたのかを一次情報から整理し、指数がまちまちになった3つの理由と、積み立てを続ける人が今のうちに確認しておきたいポイントをまとめます。
値動きの意味を知る前に
米国時間9月22日に何が起きたか|ナスダック最高値でもダウは続落
22日の米国株式市場は、ナスダック総合指数が前日比0.45%高の27,244.28で取引を終え、取引時間中に最高値を更新しました。一方でNYダウ工業株30種平均は同0.36%安の51,863.69まで下落し、S&P500種指数は7,764.64とほぼ横ばいで取引を終えています。半導体株の指標であるPHLX半導体指数(SOX)は2.06%高の12,689.82となり、構成30銘柄のうち27銘柄が上昇しました。
補足:PHLX半導体指数(SOX)は大手半導体メーカー数十社の株価をまとめた指数です。この指数が上昇していても、ダウ平均のように少数の主要銘柄で構成される指数は、値下がりした銘柄の影響を強く受けることがあります。指数によって構成銘柄や算出方法が異なるため、同じ日でも動き方が分かれることがあります。
公式発表と市場関係者はこの値動きをどう受け止めたか
この日、指数の値動きを大きく左右するような業績修正の発表はありませんでした。ナスダックを押し上げたのは、記憶用の半導体であるメモリー各社の株価上昇です。証券会社のリポートでは、2026年7〜9月期のDRAM価格が四半期で20〜30%、NAND価格も15%超上昇したとの見方が伝えられており、AI関連のデータセンター需要がメモリー価格を押し上げているとの受け止めが広がっています。一方でダウ平均は、大手金融のJPモルガン・チェースをはじめとする銀行株の下落が重荷になりました。ニューヨークで開催中の国連総会に合わせてトランプ大統領がイラン代表団との協議に触れ、「いずれ合意に達するだろう」と述べたことも伝えられており、中東情勢を巡る過度な警戒はやや後退した形です。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の地区連銀のひとつ、リッチモンド連銀のバーキン総裁は、足元のインフレ圧力が落ち着くまでには時間がかかるとの見方を示しました。
指数がまちまちになった3つの理由
理由①メモリー半導体株の急伸がナスダックを押し上げたこと
記憶用の半導体であるメモリー各社の株価が大きく買われました。マイクロン・テクノロジーは前日比5.00%高、記憶媒体大手のサンディスクは6.82%高となり、いずれも上場来高値圏で推移しています。証券会社のリポートによれば、DRAM・NAND双方の価格が四半期ベースで大きく上昇しており、生成AI向けのデータセンター需要拡大がメモリー不足と価格上昇につながっているとの見方が示されています。ナスダック総合指数に対する寄与度が大きいメモリー関連株の上昇が、指数全体を押し上げる形になりました。
理由②銀行株安がダウ平均の重荷になったこと
NYダウを構成する銘柄の中では、大手金融のJPモルガン・チェースが3.4%安の340.00ドルまで下落しました。投資調査会社のGuruFocusが算出する企業価値評価の指標では、同社の株価は本来の価値とされる水準を10.5%上回っており、「割高」との見方が示されています。株価収益率(PER)も過去5年の平均を上回る水準にあり、金融株全般に利益確定の売りが出やすい地合いだったとみられます。
理由③リッチモンド連銀のバーキン総裁が「インフレ圧力の沈静化には時間がかかる」と発言したこと
米連邦準備制度理事会(FRB)の地区連銀のひとつ、リッチモンド連銀のトム・バーキン総裁は、足元のインフレ圧力について「和らぐまでには時間がかかる」との見方を示しました。先週のFRBによる利上げはインフレを抑える方向に働くとしつつも、追加の金融引き締めが必要かどうかについては明言を避けています。供給面の制約が一時的なものではなく続いているとの発言もあり、金融政策の先行きを見極めたい投資家心理が、値がさの金融株を中心に重荷となった可能性があります。
重要:この3つの理由は22日一日の値動きを説明するものであり、この流れが今後も続くと約束するものではありません。翌営業日以降は、また別の材料で相場が動く可能性があります。
積み立てを続ける人が、今のうちに確認できること
確認①保有する投信・ETFがメモリー半導体株や金融株をどれだけ含むか
つみたてNISAやiDeCoで積み立てている投資信託が、ナスダック100や米国株式全体に連動するタイプであれば、メモリー株の上昇や金融株の下落の影響を間接的に受けています。目論見書や運用報告書で、情報技術セクターと金融セクターの組み入れ比率を確認しておくと、次に同じような値動きがあったときにも慌てにくくなります。
確認②FRB高官の発言はまだ一人の見解にとどまることを踏まえる
バーキン総裁の発言は、FRBとしての正式な政策決定ではなく、地区連銀総裁一人の見方です。FRBの内部でも金利の先行きについて意見が分かれることは珍しくないため、一人の発言だけで金融政策の方向性が決まったと受け止めるのは早計です。今後の他の高官の発言や経済指標もあわせて確認したいところです。
確認③一日の値動きだけで積み立て額を変えない
ナスダックが最高値を更新した一方でダウが下落するというねじれは、市場の一部だけが強いことを示しています。指数全体が同じ方向に動いたわけではないため、一日の値動きだけを見て積み立て額を増減させる判断は避け、長期の方針を保つことが基本になります。
注意:短期間の値動きに一喜一憂して積み立て設定を頻繁に変更すると、かえって平均購入単価が不利になることがあります。長期の積み立て投資は、一日の値動きよりも当初決めた方針を継続することが基本になります。
- 値動きが大きい日ほど、積み立て設定を変更する前に一晩置いて考える
- ニュースの見出しだけでなく、自分が保有する銘柄群への影響を確認する
- FRB高官の発言や経済指標の発表予定を把握してから判断する
口座や商品を見直すなら
次に確かめたい日程
- 米連邦準備制度理事会(FRB)高官による追加の発言
- 中東(イラン)情勢を巡る交渉の続報
- 今後発表される米国の物価・雇用関連の経済指標
まとめ|メモリー高・銀行株安・FRB発言が交差した一日
2026年9月22日の米国株式市場は、生成AI向けのデータセンター需要を背景にメモリー半導体株が急伸してナスダック総合指数が最高値を更新した一方、大手金融のJPモルガン・チェースをはじめとする銀行株の下落がNYダウ工業株30種平均の重荷となりました。あわせて、リッチモンド連銀のバーキン総裁がインフレ圧力の沈静化には時間がかかるとの見方を示したことも、金融株や金利敏感株の重荷になった可能性があります。積み立てを続けている方にとって大切なのは、今回の値動きがどの銘柄群・どの材料によるものかを把握したうえで、一日だけの動きで積み立て方針を変えないことです。ナスダックとダウで方向感が分かれた今回のような日こそ、指数全体の値動きだけでなく、自分が保有する銘柄群の中身を確認する習慣が、長期の資産形成を支える土台になります。
今日からできる備えはこちら
参考にした資料(一次情報・市場データ)
- TradingKey – US Stocks Diverge as Nasdaq Hits Record High, Dow Drops Nearly 200 Points
- GuruFocus – JPMorgan Chase & Co (JPM) Shares Fall 3.4%, GF Value Says Still Overvalued
- CNBC – Stock market today: Live updates
本記事は2026年9月時点の情報提供を目的としており、投資・税務等の個別アドバイスではありません。最新情報・個別事情については専門家にご相談ください。また、この記事はAIを補助に利用して作成しています。


コメント