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9月16日、米国のFOMC(連邦公開市場委員会)が政策金利を0.25%引き上げると決めました。利上げは約3年ぶりです。「利上げなのに株価はどうなったの」「積み立てを続けていて大丈夫か」と気になった方も多いはずです。この日はダウ・S&P500・ナスダックの主要3指数がそろって伸び悩み、S&P500は3日続落となりました。この記事では、何が起きたのかという事実と、株価が伸び悩んだ3つの理由を順番に整理します。あわせて、積み立てを続ける人が今のうちに確認できる点もお伝えします。
前日までの記事では、長期金利が節目とされる水準に近づいたことや、FOMCを控えた警戒感をお伝えしてきました。今回はその続きとして、実際にFOMCで何が決まったのかを見ていきます。
不安なときこそ情報収集を
米国時間9月16日に何が起きたか|FOMC後に主要3指数が伸び悩む
この日の終値は、ダウ平均が51,461.90ドルで前日比631.21ドル安(-1.21%)、S&P500が7,551.81ポイントで33.92ポイント安(-0.45%)、ナスダック総合が25,978.42ポイントで3.15ポイント安(-0.01%)でした。3指数とも発表前はプラス圏で推移していましたが、FOMCの結果発表後、とくに記者会見の最中に下落へ転じています。S&P500はこれで3日続落となりました。
10年債利回りは発表前に一時4.94%まで低下したものの、会見後に上昇し、約5.01%で取引を終えています。前日に続き、2007年以来の高水準です。原油価格はこの日反落し、WTIは前日比3.2%安となりました。前日まで警戒されていた供給不安が、サウジアラビアによる代替出荷の発表などを受けて和らいだためです。
FOMCは0.25%の利上げを決定|約3年ぶりの利上げに
FOMCは政策金利の誘導目標を年3.50〜3.75%から3.75〜4.00%へ引き上げると決定しました。0.25%の利上げは2023年7月以来、約3年ぶりです。投票は12対0の全会一致でした。声明文では「経済活動は着実なペースで拡大している」「インフレは依然として高い水準にあり、今回の政策対応は2%目標への回帰を後押しする」との考えが示されています。
あわせて公表された経済見通し(SEP)では、2026年末の政策金利の中央値が4.1%とされ、6月時点の3.8%から上方修正されました。参加者18人のうち16人が、年内にあと1回以上の利上げを見込んでいます。
公式発表と市場関係者はこの利上げをどう受け止めたか
議長を務めるのはケビン・ウォーシュ氏です。パウエル前議長は2026年5月に任期を終え、同月22日にウォーシュ氏が第17代議長に就任しています。会見でウォーシュ議長は「インフレは高すぎる状態が長く続いている」「今回のデータを見ても、根底にあるインフレ傾向が大きく改善したとは言えない」と述べました。金融環境については「引き締め的とは言い難い状態だったため、緩和を一部取り除いた」と説明しています。
市場関係者の受け止めとしては、次回10月の会合は中間選挙の直前にあたるため据え置きの公算が大きく、12月の会合で追加利上げに動くとの観測が有力になっています。なお、トランプ大統領は同日夜、利下げを改めて求める投稿をSNSに行いました。
株価が伸び悩んだ3つの理由
「利上げが決まっただけ」に見えて、実際にはいくつかの要因が重なっていました。ここでは3つの理由に整理します。
理由①FOMCが3年ぶりの利上げに動き、想定より踏み込んだ姿勢を示したこと
据え置きの見方もあった中での利上げ実施に加え、経済見通しで年内の追加利上げが複数見込まれたことが、投資家心理を慎重にさせました。
理由②銀行株が急落し、指数を押し下げたこと
ゴールドマン・サックスは1日で約4%下落し、ダウ平均の下げ幅のうち約180ポイント分を占めたと伝えられています。JPモルガンやウェルズ・ファーゴ、バンク・オブ・アメリカ、シティグループも軒並み3%超下落し、銀行株を集めたETF(KBE)は2月以来の下げ幅となりました。前日にバンク・オブ・アメリカが第3四半期のトレーディング収益の鈍化に言及していたことも重なりました。
理由③強い小売売上高が、追加利上げ観測を後押ししたこと
この日の朝に発表された8月の小売売上高は前月比1.2%増と、市場予想の0.8〜0.9%を上回りました。7月は0.5%減だったため、消費の底堅さを裏付ける結果となり、追加利上げの観測を強める材料になりました。3つの理由はそれぞれ独立した出来事ですが、いずれも「利上げが長引くかもしれない」という同じ方向を指していた点が、この日の値動きの特徴といえます。
資産点検はお済みですか
積み立てを続ける人が、今のうちに確認できること
確認①保有する投信・ETFが金利や銀行株にどれだけ敏感か
今回は銀行株の下落が指数を押し下げた一因でした。金融セクターの比率が高い商品を持っている場合は、値動きの背景として押さえておくと安心です。
確認②次回10月の会合は据え置き、12月に注目という観測を頭に入れておく
市場では10月は動きが乏しく、12月の会合が次の焦点になるとの見方が出ています。日程を確認し、その前後の値動きに過度に反応しないことが大切です。
確認③個別の政治的な発言だけで判断しない
大統領による利下げ要求の投稿など、政策そのものではない発言が話題になることがあります。金融政策の決定と個別の発言は分けて受け止めましょう。ニュースの見出しだけを追うと不安が先に立ちますが、決定した内容と、まだ観測にすぎない部分を分けて整理するだけでも、受け止め方は落ち着いてきます。
次に確かめたい日程
- 2026年10月のFOMC会合(中間選挙前のため据え置きが有力視されている)
- 2026年12月のFOMC会合(市場が次の追加利上げの焦点とみる会合)
- 毎月の雇用統計・CPI・PCEなど、金利見通しに影響する経済指標
まとめ|3年ぶりの利上げと、強い経済指標が重なった1日
9月16日は、FOMCが3年ぶりに0.25%の利上げを決め、銀行株の下落と強い小売売上高という材料が重なった1日でした。ダウは1.21%安、S&P500は0.45%安となり、3日続落です。積み立てを続ける人にとって大切なのは、こうした1日の値動きに一喜一憂することではなく、金利や銀行株への感応度を点検し、次のFOMC日程を頭に入れておくことです。落ち着いて、いつも通りの積み立てを続けていきましょう。
次の一歩を踏み出すなら
本記事は2026年9月時点の情報提供を目的としており、投資・税務等の個別アドバイスではありません。最新情報・個別事情については専門家にご相談ください。また、この記事はAIを補助に利用して作成しています。
参考にした資料(一次情報・市場データ)
- FRB 金融政策声明(2026年9月16日) federalreserve.gov
- FRB 経済見通し(SEP・ドットプロット、2026年9月16日) federalreserve.gov
- FRB ウォーシュ議長 記者会見冒頭声明(2026年9月16日) federalreserve.gov
- 米財務省 日次国債利回り(2026年9月16日) home.treasury.gov
- CNBC、Fox Business、AP通信、Yahoo Finance、FXStreetの各報道(2026年9月16日〜17日)


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