本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
「ナスダックの話はよく聞くけれど、最近は電力会社や公益株が上がっているらしい。AIと電気にどんな関係があるのだろう」。ニュースの見出しを追っていて、そんな疑問を持った方は多いのではないでしょうか。
米国時間10月6日(火)、S&P500種指数は前日比0.58%高の7,818.93で引け、ナスダック総合指数とともに過去最高値を更新しました。ダウ平均も253.38ドル高の51,521.28ドルでした。この日は、前日まで主役だったエヌビディアなどの半導体株に加えて、電力・公益株が上昇の先頭に立ちました。この記事では、その理由を3つに分けて整理し、積み立てを続けている方が確認しておきたい点までまとめます。
まず結論だけ知りたい方へ
米国時間10月6日に何が起きたか|S&P500とナスダックが最高値
10月6日の米国株は、主要3指数がそろって上昇しました。報道各社によると、引け値は次のとおりです。
- ダウ工業株30種平均:51,521.28ドル(253.38ドル高、0.49%上昇)
- S&P500種指数:7,818.93(44.98ポイント高、0.58%上昇・最高値)
- ナスダック総合指数:約27,600(0.45%上昇・最高値)
- ラッセル2000(小型株の指数):2,830.30(0.59%下落)
S&P500の11業種のうち10業種が上昇し、中でも公益事業が最も大きく上がりました。債券市場では、10年債利回りが前日の5.31%から5.27〜5.28%へと小幅に低下しています。ブレント原油先物は1バレル100ドル台で、前日からほぼ横ばいでした。
注目したいのは、大型株の指数が最高値をつけた一方で、小型株を集めたラッセル2000は下落した点です。「市場全体が上がった」というより、「上がる銘柄が絞られた」一日でした。
市場関係者は、この値動きをどう受け止めたか
米メディアは、この日の上昇を「ハイテク主導で、金利をめぐる不透明感がやや和らいだことと、地政学リスクが少し落ち着いたことが背景」と伝えています。ここ数週間は、原油が上がると物価の見通しが悪化し、長期金利が上がって株価の重しになる、という流れが続いていました。この日は原油が落ち着き、金利も下がったため、その関係が一時的に逆向きになった、という見方です。
ただし、10年債利回りは2002年以来の水準である5.3%前後にあり、30年債利回りも5.6%台を保っています。株価が最高値でも、金利の面では警戒を解けない状態が続いています。
S&P500が最高値を更新し、電力株が主役になった3つの理由
理由①原油が落ち着き、長期金利が前日から下がったこと
1つ目は、金利と原油の落ち着きです。10年債利回りは5.31%から5.27〜5.28%へ、わずかに下がりました。数字だけ見ると0.03〜0.04ポイントの動きですが、「上がり続けていた金利が一息ついた」という事実が、投資家の安心感につながりました。
一般に、金利が下がると、将来の利益を割り引いて評価する成長株には追い風になります。また、安定した配当を出す公益株は、債券に近い性格を持つため、金利が下がる局面では買われやすくなります。この日に公益事業が業種別で首位になったのは、この点とも関係しています。
理由②AIの電力需要への期待で、電力会社の株が買われたこと
2つ目が、この日いちばん目立った動きです。原子力発電などを手がけるコンステレーション・エナジーが、前日比で12%ほど急騰しました。報道によると、グーグルの親会社アルファベットとの大型の電力供給契約が材料になったとされています。
AIを動かすデータセンターは、大量の電気を使います。そのため、IT企業が電力会社と長期の供給契約を結ぶ動きが増えています。「AIの成長は、半導体だけでなく電力の需要も押し上げる」という見方が広がり、電力・公益株にも買いが入りました。これまで公益株は「値動きの小さい守りの銘柄」と見られがちでしたが、AI関連の新しい成長テーマが加わった形です。
理由③半導体の需要見通しが強気で、決算への期待も大きいこと
3つ目は、半導体株への追い風が続いたことです。AMDは2027年に向けてチップの供給量を大きく増やす計画が伝わり、2.8%上昇しました。通信向け半導体のマーベル・テクノロジーも、2028年の売上高見通しを引き上げたことが好感され、5.8%上がりました。
業績への期待も背景にあります。AP通信は、ファクトセットの集計として、S&P500の企業の1株あたり利益が前年同期より約3割増える見通しだと伝えています。7〜9月期の決算シーズンを前に、利益の伸びへの期待が高いことが、株価を支えています。このほかにも、冷凍ポテト大手のランブ・ウェストンが決算で予想を上回って7.5%上昇し、在宅医療のオプション・ケア・ヘルスは買収報道で3割超の急騰となるなど、個別の好材料も目立ちました。
見落としたくない点:大型株は最高値でも、小型株の指数ラッセル2000は0.59%下落しました。最高値のニュースだけを見ると「株全体が好調」と感じやすいのですが、実際には上がる銘柄と上がらない銘柄の差が開いています。金利が5%台の環境では、借り入れ負担の重い小型株が出遅れやすい、という見方もあります。
積み立てを続ける人が、今のうちに確認できること
確認①保有する投資信託の中に、公益株やエネルギー株がどれだけ入っているか
この日のように、これまで目立たなかった業種が主役になる日もあります。ナスダック型の投資信託は半導体やソフトウェアの比率が高く、公益株はほとんど入っていません。一方、S&P500に連動する商品には、公益事業も一定の割合で含まれています。自分の積み立て先がどの業種にどれだけ投資しているか、運用レポートの「業種別比率」で確かめてみましょう。
確認②大型株と小型株で、値動きがどれだけ違うか
同じ日でも、S&P500は0.58%上がり、小型株の指数は0.59%下がりました。差は1ポイントを超えています。S&P500やナスダックに連動する商品は大型株が中心なので、「小型株も含めた米国株全体」とは動きが違う場合があります。商品名の「S&P500」「ナスダック100」「全米株式」などの違いを、一度整理しておくと安心です。
確認③上がった日こそ、積立のルールを変えないこと
最高値のニュースが続くと、「今から買うのは高値づかみではないか」「いったん止めたほうがよいのか」と迷いやすくなります。たとえば毎月3万円を積み立てている場合、価格が高い月は買える口数が少なくなり、安い月は多くなります。この仕組みは、あらかじめ金額と日付を決めておくからこそ働きます。ニュースを見て止めたり増やしたりすると、この仕組みの良さを自分で崩してしまいかねません。
- 積み立て先に含まれる業種の比率(公益株・エネルギー株・半導体株など)
- 連動する指数が大型株中心か、小型株も含むか
- 毎月の積立額と日付を、ニュースで変えていないか
この3点を確認できたら、口座や商品の見直しを考えるタイミングです。
次に確かめたい日程
7〜9月期の決算シーズンは、10月中旬から本格的に始まります。大手企業の決算が相次ぐなかで、企業の利益の伸びが約3割の見通しどおりに出るかどうかが、次の焦点になります。あわせて、原油と長期金利の動きも見ておきましょう。この2つが再び上がり始めると、この日の「金利一息」の流れは変わる可能性があります。
まとめ|AIの成長期待が半導体から電力へ広がり、金利の一息が追い風になった
10月6日の米国市場は、S&P500とナスダックが最高値を更新し、ダウ平均も253ドル高でした。上昇の理由は、原油の落ち着きと長期金利の小幅低下、AIの電力需要への期待による電力・公益株の買い、半導体の強気な見通しと決算への期待、の3つです。
ただし、10年債利回りは5.3%前後と高く、小型株は下落しました。「最高値=全面高」ではありません。大切なのは、今日の結果で売買を急ぐことではなく、自分の積み立て先が何に投資しているのかを知っておくことです。業種の比率、大型株と小型株の違い、積立ルールの3点を、決算シーズンが本格化する前に確かめてみてください。
口座や商品の比較を考え始めた方は、下のバナーから条件を確認できます。
本記事は2026年10月時点の情報提供を目的としており、投資・税務等の個別アドバイスではありません。最新情報・個別事情については専門家にご相談ください。また、この記事はAIを補助に利用して作成しています。
参考にした資料
- Yahoo Finance「Stock Market Today (Oct. 6, 2026): S&P 500 sets new record as oil prices, Treasury yields settle」(2026年10月6日)
- AP通信「Global shares mostly advance after Wall Street gains and oil prices fall」(KSAT掲載、2026年10月6日)
- Alain Guillot「Stock Market Recap — October 6, 2026」


コメント