米10年債利回り5%超え|米国株が下落した3つの理由

Financial News 24 Sep 2026 おだログ おすすめ
この記事は約5分で読めます。

本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

米国時間9月23日、米国株は3指数がそろって下落しました。きっかけは、米国の景気が想定以上に強いと分かったことです。景気が良いのに株が下がるのは不思議に見えますが、背景には金利があります。米10年債利回りは5%を超え、2007年以来の水準になりました。積み立て投資をしていて「なぜ下がったのか」と気になった人に向けて、値動きの理由を3つに絞って整理します。

一日の値動きで慌てる必要はありません。ただ、金利が上がる局面で何が起きやすいかを知っておくと、次に同じ場面が来たとき落ち着いて見られます。


米国時間9月23日に何が起きたか|景気は強いのに株は下落

報道によると、S&P500は0.75%安の7,706.03、ナスダック総合は1.13%安の26,936.04、ダウ平均は0.68%安の51,511.59で取引を終えました(Yahoo!ファイナンス、TradingKeyの報道。終値の下落率は媒体によって差があります)。

  • 米10年債利回りは5.1%台に上昇し、2007年7月以来の高さ
  • 30年債利回りは5.4%に迫る水準
  • S&Pグローバルの9月の米国総合PMI(速報)は58.4

PMIは企業の購買担当者に景況感を尋ねる指標で、50を超えれば拡大を示します。58.4は2021年7月以来の高さで、8月の56.0から加速しました。

公式発表と市場関係者はこの値動きをどう受け止めたか

S&Pグローバルのチーフビジネスエコノミストは、米国企業の生産が5年超ぶりの速さで伸びていると説明しています。同じ調査では、投入コストの上昇も強まり、インフレ率の指標は2022年10月以来の高さになりました。

FRB(米連邦準備制度理事会)のバー理事も、インフレを目標に戻すには追加の政策調整が必要になりそうだとの見方を示しました。市場では10月にも0.25%の追加利上げがあるとの見方が約7割まで高まっています(Yahoo!ファイナンスの報道)。

米国株が下落した3つの理由

理由①景気指標が強すぎて、利上げ観測が強まったこと

PMIの好調は本来なら株高材料です。ところが今は、物価の上振れが続いています。景気が強いほどFRBが金利を下げにくく、むしろ上げるとの見方が広がるため、株にとっては逆風になりました。

「良い数字が悪いニュースになる」のが、今の相場の特徴です。

理由②長期金利が2007年以来の水準まで上がったこと

金利が上がると、債券の利回りが魅力的になり、株から資金が動きやすくなります。また、将来の利益を大きく見込む成長株ほど、金利上昇で評価が下がりやすい傾向があります。10年債が5%を超えたことで、割高感のあるハイテク株から売りが出ました。

住宅ローン金利など、家計への影響も気になる水準です。

理由③ハイテク・消費関連株が売られ、ナスダックの下げが大きくなったこと

個別ではグーグルが3.8%安、アマゾンが2.2%安と、大型のハイテク・消費関連株が指数を押し下げました。一方でメタは1%上昇、マイクロソフトも0.5%上昇し、ソフトウエア株には底堅さも見られました。下げの中身は一様ではありません。

補足:ここまでの数字は、いずれも報道時点のものです。終値の下落率は媒体によって少しずつ違うため、詳しくは取引所や各社の公表値で確認してください。

積み立てを続ける人が、今のうちに確認できること

確認①保有する投信・ETFに、金利に敏感なハイテク株がどれだけ入っているか

米国株のインデックス投信でも、上位を大型ハイテクが占めています。たとえばS&P500連動型なら、金利上昇の局面で影響を受けやすい銘柄が多く含まれます。運用報告書で上位10銘柄を一度見ておくと安心です。

確認②為替の影響も、円建てのリターンに効くと知っておく

米金利が上がると円安ドル高が進みやすく、円建ての評価額は株安の影響を一部やわらげる場合があります。ただし逆に動くこともあるため、期待しすぎないことが大切です。

確認③一日の値動きだけで、積み立て額を変えない

下落局面でも、毎月同じ額を買い続ける方法なら、価格が低いときにより多くの口数を買えます。まずは、いま使っているNISA口座や証券口座の手数料・商品数が自分に合っているかを見直してみましょう。

新NISAのつみたて投資枠は年120万円、成長投資枠は年240万円で、生涯の非課税限度額は1,800万円です(金融庁の制度概要)。

次は、手数料や取扱商品で証券会社を比べる段階です。


次に確かめたい日程

  • 10月の米国の金融政策会合で、利上げの有無が決まる見通し(実施日はFRBの公表日程で確認)
  • 米中首脳会談の結果と、米国と中東の外交交渉の行方
  • 次回以降の物価統計とPMI(物価の勢いが続くかどうか)

まとめ|強い景気が金利を押し上げ、株の重しになった一日

9月23日の米国株は、PMIが5年超ぶりの高水準になったことで利上げ観測が強まり、米10年債利回りが2007年以来の5%台に上がって下落しました。理由は、①景気指標が強すぎて利上げ観測が強まった、②長期金利が急上昇した、③大型ハイテク・消費関連株が売られた、の3つです。

長期の積み立てでは、一日の下落より、続けられる仕組みを整えることが効きます。まず運用中の商品の中身と口座の条件を見直し、金利が動く局面でも慌てずに済む土台を作ってください。次の一歩として、今週中に保有商品の上位10銘柄を確認してみましょう。

▼ 口座の手数料や取扱商品を比べたい方はこちら


本記事は2026年9月時点の情報提供を目的としており、投資・税務等の個別アドバイスではありません。最新情報・個別事情については専門家にご相談ください。また、この記事はAIを補助に利用して作成しています。

参考にした資料

  • Yahoo!ファイナンス「Stock market today」9月23日(指数終値・利回り・利上げ確率・バー理事の発言)
  • TradingKey 米国株クローズ 9月23日(指数終値・個別株)
  • S&Pグローバル 米国フラッシュ総合PMI 9月分(PMI・投入コスト)/FXStreet・Trading Economicsの報道
  • 金融庁 新NISA制度概要
プロフィール
おだログ

日本海側にある市役所で財政、法務、企画、産業政策、農業政策、CISO、副市長を担当
早期退職後、独立開業、法人を設立。
3か月で日商簿記3級、ITパスポート、フィナンシャルプランナー3級を取得
実体験をもとに、生活、ビジネスに役立つ情報をお届けします

おだログをフォローする
おすすめ米国株・マーケット
シェアお願いします
おだログをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました