雇用者数の増加は2.9万人どまり|それでもダウ250ドル高になった3つの理由

Financial News 3 Oct 2026 おだログ おすすめ
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米国時間10月2日に何が起きたか|雇用の伸びが鈍り、株価はむしろ上昇

米国時間10月2日(金)、9月の雇用統計が発表されました。非農業部門の雇用者数は前月から2万9000人の増加にとどまり、市場予想の8万〜9万人台を大きく下回っています。失業率は4.2%で、予想の4.1%より悪い数字でした。

悪い指標なら株が売られる、と思いがちです。ところがこの日は逆でした。ダウ工業株30種平均は250ドル高の5万1176ドル、S&P500は0.7%高の7722、ナスダック総合は1.2%高の2万7190となり、そろって上昇しています。

「雇用が弱いのに、なぜ株が上がるのか」と戸惑った方も多いはずです。この記事では、その理由を3つに分けて整理し、積み立てを続ける方が確認しておきたい点までまとめます。

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市場関係者は、この数字をどう受け止めたか

平均時給は前月比0.1%増、前年同月比で3%増と伝えられています。8月分の雇用者数も、当初の16万2000人増から13万3000人増へ下方修正されました(Yahoo Finance報道)。数字が弱く出たのは9月だけではなく、夏から続く流れだったことになります。

ウェルズ・ファーゴのアナリストは、9月の雇用統計について「秋に向けて雇用の伸びが再び鈍っていることを示した」と指摘し、景気の減速につながる可能性にも触れています。一方、投資家で著名なモハメド・エラリアン氏は、この結果でFRB(米連邦準備制度理事会)は10月の会合で「完全に様子見になる」との見方を示しました。

ここで押さえたいのは、市場が「景気の悪化」よりも「利上げが遠のいたこと」を先に評価した点です。今回の局面では、金利の動きが株価を左右する場面が続いていました。

弱い雇用統計でも米国株が上がった3つの理由

理由①利上げ観測が一気に後退し、10月の追加利上げ確率が大きく下がったこと

最も大きいのはこれです。雇用統計の前、市場は10月の追加利上げをおよそ64%の確率で織り込んでいたと報じられています。発表後はこの確率が2割前後以下まで急低下しました。報道によって16%、22%と数字に幅がありますが、「6割台から2割前後以下へ下がった」という方向は共通しています。

利上げが続くと、企業の借入コストが上がり、将来の利益の現在価値も小さく見積もられます。その心配がやわらいだことが、株式全体の買い戻しにつながりました。

  • 雇用者数は予想の3分の1程度にとどまった
  • 失業率は4.2%に上昇した
  • 追加利上げの確率は6割台から2割前後以下へ

理由②半導体・AI関連が買われ、ナスダックが指数の上げを引っ張ったこと

この日の上昇率は、ダウより、ナスダック総合のほうが大きくなりました。エヌビディアは取引時間中に最高値の237.87ドルをつけ、時価総額は5兆7200億ドル規模と伝えられています。半導体株のETF(SMHやSOXX)も約2%上がりました。

金利が下がる、あるいは上がりにくいと見られると、将来の成長への期待が株価に乗りやすい成長株が買われます。前日は半導体高と銀行安で指数が横ばいだったので、今回は金利の見通しが変わったぶん、半導体株への買いが素直に指数へ反映された形です。

個別では、テスラが7〜9月期の納車台数48万6532台を受けて約4%高となり、リヴィアンも納車台数が予想を上回って上昇しました。強い企業材料が重なったことも、買いの勢いを支えています。

理由③賃金の伸びと原油が落ち着き、物価への警戒がやわらいだこと

平均時給の伸びは前年同月比3%と、物価を押し上げる賃金圧力が強まっていないことを示しました。さらに原油先物は1.7%ほど下落し、1バレル91ドル台となっています。

ここ数週間は、原油高や製造業の物価がインフレ警戒を支えていました。賃金と原油の両面で圧力がやわらいで見えたことが、「利上げを急ぐ理由が薄れた」という見方を後押ししています。

ポイント:10年国債の利回りは5.28%と前日より約0.04ポイント上昇しており、金利が大きく下がったわけではありません。株価を押し上げたのは「金利の低下」ではなく、「これ以上の利上げが遠のいた」という見通しの変化です。

積み立てを続ける人が、今のうちに確認できること

雇用が弱くて株が上がる、という動きは、いつまでも続くとは限りません。雇用の鈍化が続けば、景気の先行きへの心配が株価の重しになる場面もあります。投資を続けるうえで、次の3点を確認しておくと落ち着いて判断できます。

確認①積み立て先の指数が、ナスダック型かダウ型か

今回のように大型テック株が主役の日は、ナスダック連動の商品ほど値上がりが大きくなります。逆に下げる日は、下げ幅も大きくなりがちです。ご自分の積み立て先がどちらの性格に近いのか、目論見書や運用レポートで構成銘柄の上位を見ておきましょう。

確認②景気が減速する局面で、保有商品がどう動いてきたか

雇用が鈍ると、景気後退への警戒が出ることがあります。保有する投資信託が過去の下落局面でどの程度値下がりしたか、運用報告書の「基準価額の推移」で確認できます。最大でどのくらい下がっても続けられるか、事前に自分の許容範囲を決めておくと安心です。

確認③毎月の積立額と、生活費の予備資金のバランス

雇用情勢が不安定になる時期は、収入面の不安も出やすくなります。投資に回す金額を増やす前に、生活費の数か月分が普通預金などで確保できているかを見直してください。余裕資金で積み立てられていれば、相場が荒れても続けやすくなります。

積立の入口を整える


次に確かめたい日程

  • 次回の米国の物価指標(消費者物価・PCE)の発表日と、前回からの変化
  • FRBの次回の金融政策会合の日程と、会合前に出る当局者の発言
  • 主要企業の7〜9月期決算の発表時期(半導体・大手テックを中心に)

日程は米労働省・FRBなどの公式カレンダーで確認できます。数字が出るたびに慌てて売買するより、予定を先に知っておくだけで気持ちの余裕が変わります。

まとめ|利上げ観測の後退が、弱い雇用統計の悪材料を上回った

10月2日の米国株は、9月の雇用者数が2万9000人増と予想を大きく下回ったにもかかわらず、ダウが250ドル高、S&P500が0.7%高、ナスダック総合が1.2%高となりました。理由は、①追加利上げの観測が6割台から2割前後以下へ後退したこと、②エヌビディアなど半導体・AI関連が買われたこと、③賃金の伸びと原油が落ち着き、物価への警戒がやわらいだこと、の3つです。

ただし、雇用の鈍化が続けば景気への不安が強まる可能性は残ります。今回の上昇は「悪い数字を好感した」というより、「利上げの心配が減った」ことへの反応と見るのが自然です。短期の値動きに一喜一憂せず、積み立て先の中身、下落局面での値動き、生活費の予備資金の3点を確認しておくと、次の変動にも落ち着いて向き合えます。

まずは今週末のうちに、ご自分の積み立て先の構成上位10銘柄を一度開いて確かめてみてください。

次の一歩は口座開設から


本記事は2026年10月時点の情報提供を目的としており、投資・税務等の個別アドバイスではありません。最新情報・個別事情については専門家にご相談ください。また、この記事はAIを補助に利用して作成しています。

参考にした資料

  • Yahoo Finance「S&P 500, Nasdaq, Dow End Week Higher As Weak Jobs Report Cools Rate Hike Bets」(2026年10月2日)
  • Yahoo Finance「Stock market today: Dow, S&P 500, Nasdaq rally as Fed rate-hike expectations fade, tech gains」(2026年10月2日)
  • TheStreet「Stock Market Today (Oct. 2, 2026)」
プロフィール
おだログ

日本海側にある市役所で財政、法務、企画、産業政策、農業政策、CISO、副市長を担当
早期退職後、独立開業、法人を設立。
3か月で日商簿記3級、ITパスポート、フィナンシャルプランナー3級を取得
実体験をもとに、生活、ビジネスに役立つ情報をお届けします

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